中尾公民館(高山市奥飛騨温泉郷中尾)で11月18日、「中尾落語会~『左甚五郎』の話を落語で聞く会」が開催される。
岐阜県岐阜市出身の落語家・柳家右太楼(やなぎやうたろう)さんを毎回招き開いている同落語会は、今年で8回目。今回は、来年開催の「飛騨高山芸術祭」のテーマ「木」にちなみ、江戸時代の名工「左甚五郎(ひだりじんごろう)」の物語をメーンにした高座を披露する。
「小粋なすご腕職人」として落語や講談によく登場する左甚五郎は幼少期を飛騨高山で過ごしたと伝えられ、地元民にとっては親しみ深い人物。同会を主宰する箕浦章浩さんは「今回は飛騨ゆかりの匠(たくみ)が題材なので、より身近に落語を楽しんでいただけるのでは」と話す。
「古典落語と寄席に定評のある柳家右太楼さんは、じっくり聴かせてくれる正統派の落語家。聴きやすくて誰でも気楽に物語の世界に入っていけるので、地元の若い世代もどんどんハマッている。落語を聴いたことのない人にはぜひおすすめしたい」と来場を呼び掛ける。
開演時間は20時~21時30分まで。入場料は500円(中尾温泉地区宿泊客は無料)。当日受け付け。問い合わせは中尾観光組合(奥飛騨温泉郷総合案内、TEL 0578-89-2458)まで。