飛騨・世界生活文化センター(高山市千島町)「ふれあい広場」で1月11日、中部地区の調理師などで組織する「中部氷彫会」が「氷と灯(あか)りの祭典」に展示する氷彫刻の作品制作を行った。
同会の協力で毎年開催する「氷と灯りの祭典」は今年で5回目。この日は、名古屋市内のホテル・レストランのシェフたちで構成する3チーム6人が集まり、朝10時から一日がかりでそれぞれの作品制作に取り組んだ。
広場では、縦1メートル、横50センチ、厚さ27センチ、重さ約130キロにもなる「角氷」十数本を、チェーンソーや氷のこぎりで切り出して組み合わせ、平ノミや電動工具などを巧みに使いながら制作が進められた。夜には7色のカクテルライトが試験点灯され、氷の彫刻を彩った。
メンバーの一人は「朝晩以外は寒すぎない高山は、制作するにはちょうどいい場所。結婚式や企業のパーティーで制作する機会の多い氷彫刻だが、引力に逆らった造形など名古屋ではできないことがいろいろと試せて楽しい」と話す。
12日は、残り3チームが新たに氷彫刻3作品を制作し、来場者も自由に見学できる。日没からは幻想的なライトアップを行う。展示期間は1月12日~20日(15日は休館)。時間は9時~21時。入場無料。