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下呂警察署「ジョロッピィ」も抜け殻のように-「最大の理解者」が転属

抜け殻のように変わり果てたジョロッピィ(赤)とゲロッピィ(緑)の姿

抜け殻のように変わり果てたジョロッピィ(赤)とゲロッピィ(緑)の姿

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 下呂警察署のヒーローキャラクター「ジョロッピィ」が現在、抜け殻のようになっている。

在りし日のジョロッピィ

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 「ジョロッピィ」は下呂署の特命係として休日の街角イベントなどに出向き悪と戦う正義のヒーローキャラクター。同署内の「休日ヒーロー抜け殻事案」は、昨年11月から「最大の理解者」転属で意気消沈したまま沈黙を貫く3兄弟の末っ子「ゲロッピィ」に続き2度目。

 3兄弟の長男であるジョロッピィはゲロッピィ沈黙後、「たった2人の特命係」として相棒の次男「チュロッピィ」とともに交通事故や犯罪のない地域作りを目指し、精力的な活動を展開してきた。

 チュロッピィによれば「4月に入った途端、急に兄のボリューム感がなくなり抜け殻のようになった」という。「その後、一時は元気を取り戻したように見えた時もあったが、現在では署内での必至の呼び掛けもむなしく意気消沈して沈黙を貫いている」と肩を落とす。

 下呂署員は「ジョロッピィを陰ながら励まし続けた男性警官が4月に他署へ転属となってしまったことが直接の原因では」と話す。

 「最大の理解者」の男性警官は現在、岐阜県美濃地方で勤務。「思い入れが深かっただけに切なさもひとしお。ジョロッピィとの思い出が走馬灯のように駆け巡る。後に残された次男チュロッピィの安否も気掛り。チャンスがあれば下呂署まで励ましに行きたい…」と話す。

 チュロッピィは「あらゆる手を尽くしたが、みんなペッタンコのまま。だけど子どもたちの夢や希望、地域の安全を守る使命がある限り、ヒーローは絶対に最後まで諦めない。再び3兄弟が正義の力を合わせて悪に立ち向かう日が来ることを信じている」と力を込める。

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