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高山「五色ヶ原の森」が今季営業開始-開設10周年「県民ツアー」企画も

残雪の五色ヶ原の森を歩くツアー客

残雪の五色ヶ原の森を歩くツアー客

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 高山市丹生川町の自然公園「五色ヶ原(ごしきがはら)の森」が5月20日、今季営業を開始した。同日、「五色ヶ原案内センター」では安全祈願の山開き祭も行われた。

散策コースから春の北アルプスを望むツアー客

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 2004年の開設から今年で10周年を迎える「五色ヶ原の森」は、北アルプス乗鞍岳山麓・中部山岳国立公園の南端約3000ヘクタールに及ぶ広大な森林地帯で、亜高山帯の草花や野鳥、動物が住む原生林など「自然の宝庫」を体感できるガイドツアーが人気を集めている。

 同公園はこれまで、自然環境保全を最優先に官・民・学・地域が一体となった取り組みを継続して展開。2010年に岐阜県内第3号となる「岐阜の宝もの」に認定されたほか、今年3月には「第8回エコツーリズム大賞」で優秀賞を受賞するなど、全国的に高い評価を得てきた。

 山開き初日の入山者数は、ガイドを合わせて36人。この日は開設10周年記念のツアー企画「岐阜の宝もの県民ツアー」を初開催し、利用客らはガイドの説明を聞きながら残雪と新緑が織り成す約4.4キロのトレッキングコースを歩いた。

 同センター事務局長の山下智広さんは「全国に自慢できる岐阜の宝物として、同じ景色をこれからも残していけるよう自然環境の保全に努力を重ねていきたい。ツアーの皆さまには、春は残雪、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々の自然の美しさを全身で体感していただければ」と話す。

 「岐阜の宝もの県民ツアー」の参加資格は10歳以上の岐阜県民。料金は、大人=4,500円、小中高生=3,500円。コースはシラビソショートコース(約4.4キロ)。各日50人まで(最小催行人数15人)。開催日は6月2日~10月3日までの全7回。

 通常コースは「カモシカコース」と「シラビソコース」の2種類。料金は共に、大人=8,000円、小中高生(10歳以上)=5,500円。入山制限は1日150人。申し込みは同センター(TEL 0577-79-2344)まで。営業は10月31日までを予定する。水曜定休。全コースの詳細はホームページでも確認できる。

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