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高山市民原山公園にツリーハウス完成-夏休み中は運用イベントも

7月7日から運用が始まるツリーハウス

7月7日から運用が始まるツリーハウス

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 高山建築組合青年部が7月1日、高山市民原山公園(新宮町)に「ツリーハウス」の構造物を完成させた。「飛騨高山文化芸術祭こだま~れ2013」市民提案プロジェクトの一環。

ツリーハウスの完成予想イメージパース

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 「ツリーハウス」とは、生きた樹木を基礎(土台)として作られた家屋型の構造物。同企画は、1866(慶応2)年設立の「高山大工組合」から続く同組合でも初の試み。プロジェクトリーダーの森悟さんは「ツリーハウスはこれまで、大工仲間の間でたまに話題に上ることはあっても実際に作ったという者は皆無。そもそも、お金を出してまで欲しいという施主の依頼がなかった(笑)」と話す。

 同プロジェクトで棟梁(とうりょう)を務めた西村岳志さんは「子どものころ夢に思い描いていた秘密基地の形をみんなでワイワイ出し合って完成図を決めた。ハウス製作中はとにかく楽しい時間だった」と笑顔で振り返る。

 「テーマは、『木に寄り添う』。木を痛めない、木を大切にすることを第一に考えた」と森さん。構造物は、「ツリーハウスにあつま~れ!」として関連イベントを開く9月までの期間限定運用で、最終的には解体して元の自然の形に戻す予定。

 森さんは「今回の試みで、ツリーハウスの建築法規上の扱いや、どうやったら生きた樹木に建物の基礎が作れるのかなど、高山市から敷地を借り挑戦させてもらったおかげで、初めて勉強したこともたくさんあった。今後につながるいい経験になった」と話す。

 ツリーハウスは、7月7日に同所で親子連れや子供どもたちを対象に、木の枝や落ち葉で最終仕上げの化粧を施し、完全に完成する見込み。

 夏休み期間中は運用イベントも。7月14日~9月1日=ストンプ教室(時間未定)、7月27日=ナイトハイク(19時~21時)、7月28日=自然観察会「山の見方・感じ方」(9時~15時)、8月4日=どろだんご作り(要材料費、10時~)・スイカの種飛ばし大会(11時~)、8月10日=星空観察会、8月11日=親子木工教室(以上、全て参加無料)。このほか、8月3日・4日・10日・11日=ハンモックカフェ(9時~15時)、8月17日=飛騨忍者の先生による忍者教室(1日3回、各500円)を開く予定。

 個人や団体の持ちこみ企画も受け付ける。イベントの詳細・問い合わせは「ツリーハウスにあつま~れ!」ブログまで。

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