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高山で「まちゼミ」開講-23商店主が専門知識生かし25講座

「まちゼミ」受講者を呼び掛ける実行委員長の原さん

「まちゼミ」受講者を呼び掛ける実行委員長の原さん

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 高山市中心市街で9月1日から、「飛騨高山あんきな街なか講座(まちゼミ)」が開催される。主催は高山市商店街振興組合連合会の有志らで組織する実行委員会。

全25講座を開く「第1回 まちゼミ」

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 「まちゼミ」は、商店街の店主らが講師となり専門知識や特性を生かして少人数の講座を展開するもので、岐阜県内での開催は初めて。「あんきな」は飛騨弁で「気軽な」の意。商店街の存在や特徴を学び、参加者との交流を通じて各商店のファンを増やし活性化を図るのが目的。販売行為は一切しない。

 きっかけは愛知県岡崎市で10年前から続いている「まちゼミ」の取り組み。委員会ではこれまで計4回、岡崎市の化粧品店店主で「まちゼミ」発案者の松井洋一郎さんを高山に招き、ノウハウや事例、各商店の個別相談など多岐にわたるアドバイスを受けながら準備を進めてきた。

 講座は、23軒の参加店舗が「きれい・健康」「作る」「学ぶ」「遊ぶ」「食べる・飲む」の5カテゴリーで25講座を用意。

 「意外と知らない薬の飲み方・飲み合わせ」(本町3、伊藤薬局)、「フルーツカッティング」(本町3、大倉食品店・ヴェルクラール)、「知っているようで知らない、空気の入れの使い方・自転車の乗り方」(末広町、ハラサイクル)、「海外ボードゲームで遊ぼう」(本町3、おもちゃのアラジン)、「飲み比べ『急須で違う』うまいお茶」(花川町、春草堂)など。

 自転車店店主で同会委員長の原尚之さんは「講座を通じてお客さまがいつでも気楽にお店に立ち寄れる環境をつくりたい。経験や人脈など地元商店ならではのメリットを実感してもらえれば。私たちも原点に立ち返って自身の店を見つめ直すよいきっかけになると思う。今後もお互いにヒントを出し合いながら長く続け、意味のあるものに発展させていきたい」と意欲を見せる。

 受講無料(一部、材料費実費)。定員は各講座5~30人。開催日時などの詳細は、開催店で配布する案内マップ、「飛騨高山 まちゼミ」ブログで確認できる。9月30日まで。

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