飛騨市図書館が10月27日から始まる秋の読書週間に合わせ、地元商品をモチーフにした「リアルしおり」を製作した。
同館ではこれまで、子ども向けイベントの際に野菜や果物などの写真を使ったリアルしおりを配布していたが、大人にも好評だったため、今回初の試みとして地元企業をPRするリアルしおり企画を考案したという。
「はさめ!リアルしおり 地元企業コラボバージョン」と題したしおりは全11種類。酒造会社が販売する代表銘柄の一升瓶やたる酒、機械製作会社の工業用ロボット、和菓子店の笹巻きようかんやイチゴ大福、韓国総菜店の梅干しキムチ、清掃会社の戦隊ヒーロー「エコレンジャー」など多彩。
いずれも飛騨市内の企業の看板商品などをかたどったユニークなもので、職員が商品写真を切り抜き一つ一つ手作りしたという。ラミネート加工を施したしおりの裏にはそれぞれの企業名が記されている。
担当者は「これまであまり図書館を利用したことのない人にも足を運んで頂き、本に親しみを持ってもらうきっかけになれば。地元企業の知名度と商品の売り上げにも貢献できればなおうれしい」と期待を寄せる。
配布期間は10月27日~11月9日。飛騨市図書館と神岡図書館(飛騨市神岡町)で本を借りた利用者1人につき1枚限定で無料進呈する。予定枚数は約300枚。開館時間は、飛騨市図書館が火曜~土曜・祝日=9時~20時、日曜=9時~17時、神岡図書館が9時~17時。月曜・月末休館。