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飛騨で「全国薬草シンポジウム」開催へ-薬草でまちおこし、本格活動目指す

飛騨市で採れる色とりどりの薬草や山野草

飛騨市で採れる色とりどりの薬草や山野草

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 飛騨市内で5月31日から2日間、地域資源である薬草の価値や活用方法を考える全国サミット「全国薬草シンポジウム2014 in HIDA」が開催される。主催は地元実行委員会と飛騨市。

薬草を使った手打ちそば

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 これまでに、薬草と温泉をリンクさせた地域活性案に取り組む熊本県玉名市、「葉っぱビジネス」で知られる徳島県勝浦郡上勝町で開かれてきた同シンポジウムは今回で3回目。

 期間中、「薬草の力を地域の力に」をスローガンに掲げ、産官民が連携して地元の薬草や山野草を生かしたまちおこし企画を考えるイベントプログラムを行う。

 5月31日は文化交流センター(飛騨市古川町)で、崇城大学薬学部・村上光太郎教授による基調講演「薬草でまちおこし健康おこし~薬草健康村構想~」(13時45分~)、薬草を活用した地域活性化に取り組む5人の代表者を交えたパネルディスカッション(15時15分~)を開く。いずれも入場無料。

 6月1日は9時から、古川町中心市街各所に「巡る」「食べる」「飲む」「作る」「遊ぶ」「学ぶ」をテーマにした30以上の体験スポットを展開。「薬草を学ぶ健康まちめぐり」と題した自由散策イベントを行う。

 主な内容は、「村上光太郎先生と歩く薬草散歩」(殿町円光寺、9時集合10時まで)、協賛各店による薬膳ランチやカフェメニューの提供、薬草弁当の販売(JR古川駅前、9時~、1個1,000円)、「くさあそび&くさんぷラリー」、山菜市、ワークショップ、料理教室など。

 飛騨市図書館(古川町本町)とまつり広場(壱之町)では、薬草苗や種子などの無料配布(9時~)、料理旅館「蕪水亭」(向町)では、薬草酒の試飲や村上教授を囲んでの薬草座談会(13時30分開場、15時まで)、温泉施設「ぬくもりの湯すぱーふる」(飛騨市河合町、10時~21時)と「たんぼの湯」(古川町本町、12時~16時)では、当日限定の薬草湯を割引料金で実施する。

 実行委員会スタッフは「地元民に地域資源の魅力と価値を再認識してもらうきっかけにしたい。今回のシンポジウムを単なる一過性のイベントでなく継続する仕組み作りにつなげ、本格的な薬草でのまちおこし活動を活発化させたい」と意欲を見せる。

 詳細は飛騨市ホームページ、同シンポジウムのフェイスブックページで確認できる。

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