飛騨高山旅館ホテル協同組合「女性部」(高山市初田町1、TEL 0577-33-1181)の愛称が4月23日、「Red Beans(レッドビーンズ) 飛騨高山おもてなでしこ」に決まった。
女性部は、同組合100周年記念事業の一環として「女性従業員ならではの視点や感性を生かし、おもてなし力をアップしたい」との思いから、旅館のおかみやフロントスタッフなどが中心となり今月10日に設立。今年2月下旬から3月末までの期間、創設にあたり「100年後もずっと愛されるような呼び名を」と名称を公募したところ、北は北海道から南は名古屋まで110点の応募があった。
その中から、高山市在住の男性が考案した「おもてなし」と「やまとなでしこ」を掛け合わせた造語「おもてなでしこ」を採用し、より高山らしさを表現するため「飛騨高山」と「Red Beans」の言葉を付け加え総称を決めた。
「国際観光都市としてさらなる発展を」との願いを込めて英語表記にした「Red Beans」は、郷土土産「赤カブ」「さるぼぼ」や情熱のイメージカラー「赤」、方言の「まめ(元気)=豆」を合わせて「高山の元気な女性」を表現したもの。
同部部長の村井智子さんは「全国からたくさんご応募いただき本当に感謝。何よりうれしかったのは、愛称と共に温かい一言を書き添えてくださった方が非常に多かったこと」と話す。
「『高山出身で応援しています』『同じ女性として頑張ってください』など、全てのメッセージから前向きに頑張っていける力をいただき励みとなった。この気持ちを忘れずこれから積極的な取り組みを展開していきたい」と笑顔を見せる。
同部では現在、まもなく始まる高山市PRキャンペーンの全国キャラバンに向けアイキャッチ用のデザインイラストやイメージキャラクターを制作中。次の部会で披露し今後の活動につなげていく予定。