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高山の商店街で「七福神」募集-節分に8時間豆まき、厄落とし

今年厄年を迎える男女に「七福神」などの仮装役を呼び掛ける

今年厄年を迎える男女に「七福神」などの仮装役を呼び掛ける

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 高山市の国分寺通り商店街連合会が現在、2月3日に開催する「飛騨国分寺節分祭七福神豆まき巡行」で「七福神」役を演じたい一般参加者を募集している。

小さな子どもを泣かす「鬼」

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 飛騨国分寺(総和町)の「節分祭」に合わせて毎年行っている同行事は、「鬼」や「七福神」などに扮(ふん)した参加者が、厄よけ開運を祈願して同寺院境内をはじめ高山の中心市街地一帯を昼過ぎから夜まで豆まきしながら巡り歩くというもの。

 戦後から始まった同行事は途中後継者不足で中止していたが、国分寺通り商店街の店主らで組織する連合会が中心となり6年前に復活。昨年の開催から参加者の一般募集を始めた。

 同会委員長の原尚之さんは「商店街関係者だけの祭りでなく、一般の方も堂々と参加して一緒に楽しめる祭りとして新たな伝統を築きたい。長丁場の豆まきで商店街の人々と苦楽を共にし、地元に親しみを持ってもらうきっかけにもつながれば」と話す。

 今年の募集は、「七福神」や「おてもやん」など仮装役10人と、豆まき巡行をサポートする「福男」「福女」役10人の計20人。参加資格は、仮装役が今年厄年を迎える男女、サポート役が厄年でない男女。時間は13時30分から21時ごろまでの約8時間。食事付き、無給。

 「鬼役は適度な悪役っぷりを演じる技術職のためベテランが務める」と原さん。「今年は豆を10キロ増量し、寺院と商店街で合わせて100キロ用意した。はっきり言ってハードな豆まき行事だが、巡行を毎年楽しみに待っていてくれる年配の方々や子どもたちの姿が何よりの励み。当日は寒いので防寒対策を忘れずに、一緒に頑張りましょう」と参加を呼び掛ける。

 参加無料。応募締め切りは1月28日。翌29日には現地説明会を行い、配役なども決める予定。申し込みは同会事務局(TEL 090-4262-4310)まで。

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