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150メートル超の飛騨牛串-「飛騨高山たから市」、世界記録に挑戦

牛串の世界記録に挑む参加者たち

牛串の世界記録に挑む参加者たち

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 高山本町3・4丁目商店街で11月9日、地元の特産品を集めた「飛騨高山たから市」が開催され、来場者300人が飛騨牛串の世界最長記録に挑戦した。主催は高山市青年会議所(高山JC)。

巨大飛騨牛串を焼く来場者たち

 今年で3回目となる「たから市」のメーンイベントして行った同企画は初めての試み。牛串のこれまでの世界最長記録は、2011年11月に沖縄県石垣島で行われた「石垣牛大バーベキュー大会」の107.6メートル(ギネス記録)。

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 使用した牛肉はA5等級の飛騨牛一頭分約270キロ。一般的に売られている飛騨牛串(1本40グラム換算)の6750人分に相当する。味付けは塩コショウのみ。

 準備した炭はおよそ1トン。網は400枚を使用。焼き台と串は、高山JCメンバーが今イベントのために使用後もリサイクル可能な金属製で手作りしたという。串は当初、丸めると1メートルほどの大きさになる直径5ミリのステンレス製針金1本を予定していたが、保健所の指導で2メートル間隔のジョイント式となった。

 肉搬入前、テーブルの上には品質劣化を防ぐための保冷剤1500個が真一文字に並べられた。この様子を見た人々からは「これも世界記録では?」との声が上がっていた。

 記録に挑む焼き要員には地元民と旅行者ら300人が参加。焼き上がりの肉の縮みを想定して150メートルを超える152.4メートルの巨大飛騨牛串が完成すると会場のテンションは一気にピークに。大勢の来場者が見守る中、「せーの」の掛け声で一斉に飛騨牛串が金網の上へと移された。

 15分後、各テントからおいしそうな煙が盛大に立ちのぼり巨大飛騨牛串が完成した。再度300人の手によって網からテーブルの上に移されると、会場は安堵の声と大きな拍手に包まれた。

 その後、焼き上がりの肉を一方向に寄せようと苦心したがジョイント部分に引っかかり作業は難航。現場保健所職員による衛生指導の結果、串焼き肉の長さ計測は断念した。焼きあがった飛騨牛肉は再加熱ののち会場に集まった人たちに無料で振る舞われ、2時間ほどで完食した。

 朝6時から会場準備に奔走したJCメンバーたちは「大きな事故もなくひとまず無事に終われてほっとした。みなさんのおかげで世界挑戦を成し遂げられたことに感謝したい。今後も町が元気になるような企画を考え地域の活性化に貢献していきたい」と笑顔を見せた。

 映像に収めた一連の模様は「全長152.4メートルの飛騨牛串」としてギネスに申請する予定。