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「飛騨高山ひなまつり」始まる-市内90カ所で古今の「ひな人形」展示

高山の老舗料亭「角正」の「享保びな」

高山の老舗料亭「角正」の「享保びな」

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 高山市内の観光施設・商業施設各所で3月1日、古今のひな人形を一斉に展示する「飛騨高山ひなまつり」が始まった。スタンプラリーも同時開催する。

愛嬌ある顔立ちが特徴的な明治時代の「土びな」

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 観光客と地元住民を対象に、高山市内を散策しながら各所に代々伝わる「ひな人形」を楽しんでもらおうと始まった同イベントは今年で14回目。2年前から始まったスタンプラリーも好評で、指定展示施設各所に設置されたスタンプを集めると、集めた条件に応じて「イチイ箸」「ミニさるぼぼ」「まゆびな」(抽選)などが入手できる。

 春の訪れが遅い飛騨地方の「ひな祭り」は1カ月遅れの4月3日に行われるため、展示期間は今日から約1カ月間と長い。高山市内約90カ所の観光施設や宿泊施設、一般商業施設で古式ゆかしい「古代びな」から平成の「新作びな」「創作びな」まで、個性豊かな「ひな人形」を鑑賞できる。

 展示施設の一つ、江戸創業の老舗料亭「角正(かくしょう)」でもこの日、「ひな人形」を飾り付けた。「享保びな」(江戸時代)、「土びな」(明治時代)、御殿造りの「木目込みひな飾り」(明治時代)などがお目見え。おかみの角竹三恵子さんは「お問い合わせいただければ時間帯により閲覧のみも可能。飛騨高山のひな人形をたくさんの方に見て楽しんでいただきたい。当店ご利用のお客さまにはこの機会に、ひな人形を愛(め)でながら料理を楽しんでいただければ」と話す。

 「ひな人形」の展示は街頭ディスプレーや店内など各所で異なる。観覧無料の場所が多いが、有料施設や店舗利用客のみ閲覧可能の場所もあるので事前確認が必要。期間中、案内ガイドも有料で用意する。

 同イベントの詳細地図・スタンプラリー台紙は、「高山市役所各支所」「観光案内所」「展示施設各所」で入手可能。開催場所や案内ガイドの情報は高山市役所ホームページで確認できる。4月3日まで。

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