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飛騨清見でラベンダー収穫最盛期 爽やかな香り高く、出来栄えに手応え

強い日差しが降り注ぐ中、昔ながらの暑さ対策姿で収穫作業に励む地元男性ら

強い日差しが降り注ぐ中、昔ながらの暑さ対策姿で収穫作業に励む地元男性ら

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 ひだ清見ラベンダー園(高山市清見町三日町)で現在、ラベンダーの花の収穫がピークを迎えている。

ひだ清見観光協会のラベンダー商品

 標高約620メートルの同地にある高台に約7500平方メートルのラベンダー畑が広がる同園。香りが強く、ポプリや香料に向いているという「ラベンダーグロッソ」、色合いが鮮やかでドライフラワーなどに向いているという「ハイデコートブルー」の2品種約4万5000株を育てている。

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 寒さに強く暑さが苦手というラベンダーの、花茎を刈り取る収穫作業は、株全体の風通しをよくして大きく育てるための剪定(せんてい)を兼ねて毎年この時期に行っている。

 ラベンダーの爽やかな香りの風が吹き抜ける中、7月18日から始まった作業は朝の8時から日没間際まで、70歳~85歳の地元男性5人で毎日担当している。

 高山で日中最高気温が36度を超える猛暑日となったこの日、宮笠に日よけの菰(こも)姿の作業員たちは時おり木陰で休憩と水分補給を挟みながら、慣れた手つきで刈り取ったラベンダーを腰に付けたひもで縛り、直径30センチほどの花束を次々と作っていった。収穫作業は今週いっぱい続く見込みという。

 今年で15年目というベテラン作業員で、最年長85歳の田中松右さんは「先日の豪雨で土砂の被害がなかったかと心配したが何事もなくてよかった。花は身ぶりもよく今年もいい出来栄え」と目を細める。

 刈り取った花は数日間天日乾燥した後、ポプリやクラフトの材料として活用し、ドライブーケ、匂い袋、アロマピローなどの土産品に加工して同園向かいにある「ひだ清見観光協会」の売店で販売される。