道の駅「桜の郷(さと)荘川」(高山市荘川町、TEL 05769-2-1030)で現在、巨大な獅子頭の雪像が増え続けている。
駐車場を除雪した雪で制作する巨大雪像作りは今年で3年目。同駅長の山越信幸さんは「大阪や名古屋などの遠方から同地を訪れるスキー客や、温泉を併設する同駅の利用客に喜んでもらおうと企画した。お客さまのびっくりする顔をみるのが楽しみ」と話す。
雪像のモチーフはこれまで、人気アニメや流行のお笑い芸人などを題材にしていたが、今年は積雪量が多かったため、同町が毎年秋に開催する「ひだ荘川ふるさと祭り」の呼び物「日本一の連獅子」を選んだ。
地元有志がスコップ、のこぎり、建設工事用ノミなどを使い30頭の獅子が豪快に舞い躍る「連獅子」の様子を表現した。 同駅の一角には現在、雪で作った約6メートル四方の迫力ある獅子頭から1メートル四方のかわいらしい獅子頭が所狭しと並んでいる。
雪像は、当初予定していた30頭の獅子で完成とみられていたが、制作の手は緩まずその後も増殖を続け、全長70メートルに到達するという今もなお順調に数を伸ばしている。
山越さんは「除雪した雪がまだ残っているのでもったいないと思って(笑)。雨や晴れなど天候の心配もあるが、今シーズン中にどこまで作れるか。いけるところまでいきたい」と意欲を見せる。
同雪像は例年並みなら2月後半まで鑑賞できる。休日にはライトアップも行う予定。点灯時間は日没~20時30分ごろまで。